「環境技術」2017年6月号 記事情報

掲載年 2017
巻(Vol.) 46
号(No.) 6
336 - 339
記事種類 連載
記事タイトル 新・関西の川歩き(6)日高川―日本最長の二級河川―
著 者 安達伸光
第1著者ヨミ ADACHI
第1著者所属 JFEエンジニアリング
要 旨 1.日高川の概要
日高川は,紀伊半島中部山岳地帯の龍神岳(標高1,382m)に発し,和歌山県中央部の山間部で蛇行を繰り返しながら西に流下し,県内第二の平野である日高平野を貫流し,紀伊水道に注いでいる.その流域は,和歌山県田辺市,御坊市,日高郡日高町,美浜町,日高川町及び奈良県吉野郡十津川村の2市3町1村におよび,流域面積652.,幹線流路延長127qの日本で最長の二級河川である.2001年に河川整備基本方針が策定され,2015年には,過去最大規模の洪水を記録した2011年の台風第12号の経験も踏まえた河川整備計画(原案)が策定されている.河川の利用としては,かつては流域の木材を,「管流し」,「筏流し」により河口の御坊に集めていたが,現在は陸上輸送に切り替えられている.また,農業・都市用水,内水面漁業,水力発電にも利用されている.自然環境面では,流域の大部分を山林が占めており,上流部のブナ・ミズナラを中心とした自然林以外は,スギ・ヒノキの植林が主体となっている.河口部の塩性湿地には,独特の生物相が残されている.魚類に関しては.希少種であるサツキマスが確認され,椿山ダムまで遡上していることが推定されている.また.熊野川も含めた紀伊半島中央部はサケ科イワナ属の世界の南限となっている.
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特集のねらい