「環境技術」2017年8月号 記事情報

掲載年 2017
巻(Vol.) 46
号(No.) 8
405 - 409
記事種類 特集
記事タイトル 浄化槽の運転条件が処理水質に与える影響
著 者 石黒泰、藤澤智成、Yenni TRIANDA、安福克人、奥村信哉、玉川貴文、Joni Aldilla FAJRI、李富生
第1著者ヨミ ISHIGURO
第1著者所属 岐阜大学流域圏科学研究センター
要 旨 1.はじめに浄化槽は,家庭から排出される汚水を処理するための小型汚水処理施設として下水道未整備地区で広く利用されており,自然環境の保全に重要な役割を果たしている.また,浄化槽の放流水は水路や小河川を通じて河川や湖沼などの自然水域に分散的に放流されるため,浄化槽の整備区域に流水環境をもたらす.岐阜県では浄化槽の法定検査を行う検査機関,保守点検業者,清掃業者の3業種がタブレットパソコンを用いた「申し送り」により連携し,浄化槽を管理することで浄化槽の処理水質の向上を図っている1).
しかし,平成24年度末において約10%の合併処理浄化槽が岐阜県内の浄化槽業界の基準である透視度30度以上を満たしていない2).浄化槽は地区の下水をまとめて処理する下水道と異なり分散設置,個別処理のため,使用状況だけではなく維持管理方法が放流水の水質に与える影響は大きい2).ここでは,浄化槽の保守点検や清掃の際に業者が設定できる浄化槽の処理水質向上のための運転条件の知見を得る目的で実施した一般家庭で実際に稼働をしている合併処理浄化槽を対象とした調査・研究の一部を紹介する.
キーワード:合併処理浄化槽,処理水質,処理水循環,ばっ気槽送風量,細菌
特集タイトル 東アジアの環境研究動向 ー大阪市・ソウル特別市・北京市の研究者の協働を例として
特集のねらい