「環境技術」2017年8月号 記事情報

掲載年 2017
巻(Vol.) 46
号(No.) 8
414 - 418
記事種類 特集
記事タイトル ソウル市におけるVOCs の発生寄与度推定
著 者 崔裕珍、梁惠蘭
第1著者ヨミ CHOI
第1著者所属 ソウル研究院
要 旨 1.はじめに
揮発性有機化合物(VOC)は,大気中に遍在する物質であり,その発生源は自然なものと人為的なものに大別できる1).VOC は,アルカン,アルケンおよび芳香族化合物,アルコール,アルデヒド,ケトン,エステルとハロゲン化合物を含む広範囲な物質であり,揮発性が高く,大気中で2次反応を誘発することが知られている.VOC は,オゾンと第二次有機性エアロゾルの前駆体であり,ソウル市の大気汚染問題の起因物質である.さらに,VOC の中には,有害大気汚染物質(HAP)に分類されるものも含まれている.ソウル市民の健康を守るためには,VOC 排出源の適切な管理が不可欠である.VOC 排出規制措置は一般的に排出インベントリ(発生源別のVOC の排出量)から推論されるが,VOC 排出インベントリは不確実性が高い.そこでシミュレーションによる光化学大気汚染物質の解明のため,高時間分解能を持つVOC 組成変化を実測するモデルの検証が多く用いられるようになった.特に米国では,光化学大気汚染被害が深刻な地域において季節限定で運用される米国環境庁のシステムであるPAMS(photochemical assessment monitoring stations)が構築されており,蓄積された55成分のVOC の測定データが利用されている2).…(後略)
キーワード:揮発性有機化合物(VOC),排出インベントリ,PMF 受容モデル,排出寄与度
特集タイトル 東アジアの環境研究動向 ー大阪市・ソウル特別市・北京市の研究者の協働を例として
特集のねらい