「環境技術」2017年11月号 記事情報

掲載年 2017
巻(Vol.) 46
号(No.) 11
581 - 587
記事種類 特集
記事タイトル 人工湿地浄化システムの日本とベトナムにおける実用化と展望
著 者 家次秀浩、加藤邦彦
第1著者ヨミ IETSUGU
第1著者所属 (株)たすく
要 旨 1.はじめに生乳生産量が全国の約5割を占める北海道においては,1998年あたりから酪農家の離農が増加し,地元酪農家の危機意識が高まり,酪農生産の縮小を補うために酪農業の規模拡大が国の補助事業を中心に行われた.特に酪農先進地域の道東地区では500頭規模以上の酪農家の事業が増加した.規模拡大に合わせて,酪農搾乳施設からのパーラー排水が増加し,その処理が問題となった(図1).また,ふん尿を圃場に還元する農地が足りないケースも増え,余剰のふん尿を低コストで処理する技術の必要性を感じるようになった.鰍スすくは,北海道立根釧農業試験場と共同で,小規模酪農家の搾乳排水を浄化する簡易活性汚泥処理施設を2000年頃に開発し現地に導入してきたが,大規模酪農家の高濃度のパーラー排水までは処理できなかった.そこで,筆者らは,2004年頃から,高濃度の有機性排水を浄化できる伏流式人工湿地システムの開発に取り組んだ.
キーワード:ふん尿処理,規模拡大,伏流式人工湿地,固液分離,メタン発酵
特集タイトル 人工湿地による水環境保全
特集のねらい