「環境技術」2018年1月号 記事情報

掲載年 2018
巻(Vol.) 47
号(No.) 1
24 - 28
記事種類 特集
記事タイトル 水道行政の現状と課題
―水道法の改正に向けて―
著 者 是澤裕二
第1著者ヨミ KORESAWA
第1著者所属 厚生労働省医薬・生活衛生局水道課
要 旨 1.はじめに
水は国民の生活に不可欠なものであり,その水の安定的な供給を目指してこれまで水道の整備が図られてきた.現在では「国民皆水道」はほぼ達成し,今や水道は生活基盤として欠かせないものとなっている.その一方で,水道施設の老朽化の急速な進行や耐震化の遅れ,人口減少に伴う料金収入の減少等の課題に直面していることも現実である.こうした水道を取り巻く時代の変化に対応し,将来にわたり持続可能な水道とするためには,水道の基盤の強化に早急に取り組む必要がある.
 平成29年3月7日に閣議決定され,第193回通常国会に提出された「水道法の一部を改正する法律案」(以下「改正法案」という)については,継続審議の扱いとされていたが,9月28日の衆議院の解散を受け,審議未了により廃案とされた.しかしながら,水道を取り巻く厳しい現状への対応は急務であり,一日も早い成立が望まれている.厚生労働省として,改正法案の再提出に向けて全力で取り組む所存である.本稿では,水道を取り巻く現状と課題,これまでの検討経過を紹介するとともに,改正法案の内容について紹介する.
キーワード:水道事業の基盤強化,広域連携の推進,適切な資産管理の推進,官民連携の推進,指定給水装置工事事業者制度の改善
特集タイトル 2018年 環境行政展望
特集のねらい