「環境技術」2018年4月号 記事情報

掲載年 2018
巻(Vol.) 47
号(No.) 4
176 - 180
記事種類 特集
記事タイトル 社会状況の変化に対応した一般廃棄物処理行政について
著 者 繿コ亮広
第1著者ヨミ KUWAMURA
第1著者所属 環境省環境再生・資源循環
要 旨 1.はじめに
 一般廃棄物の適正処理は,地域の生活環境保全及び公衆衛生向上のために厳然として必要不可欠である.一方で,我が国では人口減少と少子高齢化が確実に進行しており,生産年齢人口に対する従属人口の割合が高まる人口オーナス期を迎えている.このことは,今後の廃棄物処理に無視できない重要な影響を及ぼすと考えられる.また,都市部への人口集中や過疎化の進行も見込まれており,市町村によってその影響の度合いは大きく異なることが予想される.さらに,一般廃棄物処理の統括的責任を有している市区町村では,その多くが財政や人材に関する課題を抱えており,一般廃棄物処理の安定的かつ持続的な事業運営に懸念が生じている.
 また,3R・適正処理に関する取組に加え,世界規模で進行する気候変動問題や頻発化・激甚化する大規模災害などに対しても,一般廃棄物処理システムにおける温室効果ガス排出削減の取組,既に直面している気候変動による影響への対策,災害時に発生する大量の災害廃棄物の適正かつ円滑・迅速な処理のための備え等,様々な課題を複合的に解決していかなければならない.本稿では,このような社会状況の変化に対応した一般廃棄物処理行政のあり方について概観するものである.
一般廃棄物の適正処理,災害廃棄物対策,地球温暖化対策,廃棄物の処理及び清掃に関する法律,人口減少・少子高齢化
特集タイトル 人口減少社会における廃棄物処理
特集のねらい