「環境技術」2010年6月号 記事情報

掲載年 2010
巻(Vol.) 39
号(No.) 6
355 - 364
記事種類 研究論文
記事タイトル 微生物の基質利用性・系統分類に基づく最終処分場の安定度評価
著 者 澤村啓美・石垣智基・遠藤和人・小野雄策・原 雄・香村一夫・惣田 訓・山田正人・池 道彦
第1著者ヨミ SAWAMURA
第1著者所属 大阪大学大学院
要 旨  廃棄物埋立処分場の新たな安定化指標の構築のため,埋め立てた廃棄物や年月などが異なる三か所の埋立処分場のボーリングコア試料中の微生物群集の解析を行った.試料中の可燃分と真正細菌・古細菌の16SrRNA 遺伝子数には正の相関が認められた.さらに真正細菌の16S rRNA 遺伝子のT-RFLP 解析から計算した多様性指数と可燃分にも高い相関が認められた.また,高分子・低分子を含む14種類の炭素源を添加したBiologMT plate を用いた解析によって,各処分場には基質利用性の異なる特徴的な微生物群集が形成されていることが示された.有機物(可燃分)の分解に伴い,16S rRNA 遺伝子数と多様性が減少したと考えられ,微生物モニタリングは,処分場の新たな安定化指標の提案につながるものと期待できる.
キーワード:最終処分場,多様性指数,可燃分,微生物群集,安定化
特集タイトル
特集のねらい