「環境技術」2018年2月号 記事情報

掲載年 2018
巻(Vol.) 47
号(No.) 2
107 - 
記事種類 講座
記事タイトル 「環境の分析技術・データ解析・モデル化講座」開始にあたって
著 者 藤川陽子
第1著者ヨミ FUJIKAWA
第1著者所属 京都大学
要 旨 1.講座企画の趣旨
 従来,月刊誌であった「環境技術」誌を2018年度から隔月発行に変更するに伴い,編集委員会としてはこれまで以上に誌面を充実させることを目指して議論を行ってきた.その一環として,環境の分析技術・データ解析・モデル化について以下に示す計12回の講座を組むこととした.
I 環境の分析技術
I―1無機機器分析―1
I―2 無機機器分析―2
I―3 有機機器分析―1
I―4 有機機器分析―2
I―5 放射線・放射能の測定
I―6 菌叢解析
I―7 顕微鏡II
環境のデータ解析・モデル化
II ―1 統計解析および多変量解析と利用例
II ―2 流動現象のモデルと利用例
II ―3 システムダイナミクスと利用例
II ―4 量子化学計算と利用例
II ―5 フリーソフト等の紹介
 この講座の目的は,環境に関する実務や研究にこれから着手しようとしている,あるいはすでに環境に関する実務や研究を行っているが,その中でも新しい分野に取り組もうとしている本会会員にむけて,上記のIおよびII のツールをどのように使うのか,実施するにはどのような資材が必要でそれらの使いこなしにあたっては何に注意すべきか,参考図書としてどのようなものがあるか,を紹介することである.各講座は本誌面5頁程度であり,詳細な技術的事項については参考文献に譲ることになる.講座では特に各々のツールで何ができるのかをはっきりさせ,適切なツールの使い方が初学者にとってイメージできるようにすることに重点を置く予定である.なお,今回の企画では,前半で機器分析技術を取り上げた.特に環境試料の分析においては,機器分析に先立ち実施する試料前処理・抽出分離操作が非常に重要である.その点については,各分析技術の項目と合わせて記載することとする.また全体を通じて,本企画で取り上げていないが,これからの環境技術にとって重要である,あるいは会員からの要望の高い分析・解析ツールは様々に存在することは承知している.それらについては,将来的に新たな企画を作る,または今の企画に追加をすることも検討したい.
特集タイトル
特集のねらい