「環境技術」2018年2月号 記事情報

掲載年 2018
巻(Vol.) 47
号(No.) 2
98 - 102
記事種類 解説
記事タイトル ライフサイクルの環境負荷低減
著 者 大串徹太郎
第1著者ヨミ OGUSHI
第1著者所属 環境カウンセラー
要 旨 1.はじめに
 持続的に発展することを基本目的として改正されたISO 14001:2015(以下「新ISO14001」と略記)では,「環境影響が意図せずにライフサイクル内の他の部分に移行するのを防ぐことができるライフサイクルの視点を用いることによって,組織の製品及びサービスの設計,製造,流通,消費及び廃棄の方法を管理するか,又はこの方法に影響を及ぼす(0.2)」という新たな理念が導入された(下線は筆者)1).
 組織(以下企業)はライフサイクルの環境負荷を低減するために,製品及びサービス(以下主として製品)の設計,製造,流通に関する環境負荷を直接管理する.さらに,消費及び廃棄に関する環境負荷に間接的に影響を及ぼす.消費及び廃棄に関する環境負荷を管理する主体は消費者等であり,消費者等もライフサイクルの環境負荷を低減する役割を担っている.
 本稿では,ライフサイクルの環境負荷を低減するための企業の役割について,直接環境影響と間接環境影響及び長期環境経営ビジョンに着目した.消費者等の役割についてはライフサイクル視点に基づく環境意識に着目し,行政の果たすべき役割についても検討した.
キーワード:ライフサイクル,環境負荷低減,環境経営,環境意識,環境行政
特集タイトル
特集のねらい