「環境技術」2018年7号 記事情報

掲載年 2018
巻(Vol.) 47
号(No.) 7
356 - 360
記事種類 特集
記事タイトル 過去と将来の気候変動
著 者 塩竈秀夫
第1著者ヨミ SHIOGAMA
第1著者所属 国立研究開発法人 国立環境研究所 地球環境研究センター
要 旨 1.はじめに
 人間活動によるCO2など温室効果ガスの排出によって,大気や海洋などの気候システムの温暖化が進んでいる.今後も現在のペースで温室効果ガスの排出が続けば,世界平均地上気温は4℃上昇し,甚大な被害が生じると考えられている.このような被害を避けるために,2015年12月に国際社会は「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに,1.5℃に抑える努力を追求する」という目標を掲げたパリ協定に合意した(発効は2016年11月).
 本稿では「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change,IPCC)第5次評価報告書(IPCC AR5)」などを引用しながら,過去にどれだけの温暖化が進んできたのか,今後どれだけ温暖化するのかに関して,駆け足ではあるが解説を行う.これによって,本特集号の他の記事を読む際の前提になる知識が得られることを期待している.
キーワード:地球温暖化,極端現象,気候モデル,観測,将来予測
特集タイトル 地球温暖化の現状と緩和・適応策の最新動向
特集のねらい