「環境技術」2019年4号 記事情報

掲載年 2019
巻(Vol.) 48
号(No.) 4
200 - 204
記事種類 特集
記事タイトル 地球温暖化に伴う総降水量と極端降水の変化
著 者 廣田渚郎
第1著者ヨミ HIROTA
第1著者所属 国立研究開発法人国立環境研究所地球環境研究センター
要 旨 1.はじめに
 日本では毎年のように大規模な気象災害が発生し,河川氾濫や土砂崩れなどの被害が生じている.特に近年は地球温暖化の進行によって被害が甚大化している可能性が指摘されている.例えば,200名を超える死者を出した「平成30年7月豪雨」では,温暖化に伴う水蒸気流入量の増加が雨量を大きくしたと考えられている(Tsuguti et al., 2019).
 本稿では,気候モデルによって予測されている降水の将来変化を示し,その変化の気象学的な背景を説明する.極端降水を理解するためには,全球的な大気のエネルギーバランス,水蒸気量の変動や大気循環についても考える必要がある.降水の時間平均的な総量(総降水量),日スケールの時間変動,及び地球規模スケールの空間変動について議論する.
キーワード:地球温暖化,極端降水,降水変化,気候モデル
特集タイトル 極端気象と異次元の豪雨災害を考える
特集のねらい