「環境技術」2019年5号 記事情報

掲載年 2019
巻(Vol.) 48
号(No.) 5
245 - 249
記事種類 特集
記事タイトル SDGsモニタリング・評価枠組みの背景と今後の方向性
著 者 三浦宏子
第1著者ヨミ MIURA
第1著者所属 国立保健医療科学院
要 旨 1.は じ め に
  2015年9月の国連総会にて全会一致で可決され た持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)は,2030年までに国連加盟国が達 成すべき目標を掲げている.SDGsでは,17のゴー ル(目標)と各々の下により具体的な169項目の ターゲット(達成基準)を設定していたため,当 初,その目標達成の実現可能性についても不安視 する意見もあったが,開始から4年近くが経過し た現段階での周知は大きく進み,わが国において も民間企業やNPOなども巻き込みつつ,多くの 活動が展開されつつある.
 SDGsで掲げられている169のターゲットを達 成するために,230項目の指標が提示されている. 各目標について各国での進捗状況を適宜モニタリ ングし,進捗把握を図ることにより,SDGsでは 地球規模課題である環境や格差是正など,これま で十分なモニタリング・評価ができていなかった 課題についても対応を強化している.
 本稿では,SDGsのモニタリング・評価枠組み に着目し,その歴史的経緯を示すとともに,SDGs 指標におけるモニタリング・評価の特色について 概説する.また,現在までのモニタリング・評価 で浮かび上がってきた課題と今後の対応策につい ても整理を行うことにより,SDGs達成に向けた 取り組みを再考する.
キーワード:SDGs,モニタリング,評価指標,指標分類
特集タイトル SDGsの示す社会と実現への課題
特集のねらい