「環境技術」2020年3号 記事情報

掲載年 2020
巻(Vol.) 49
号(No.) 3
124 - 127
記事種類 特集
記事タイトル 太陽光発電に係る林地開発許可基準の整備について
著 者 小林亜希美
第1著者ヨミ KOBAYASHI
第1著者所属 農林水産省林野庁
要 旨 1.はじめに
 平成24年7月,「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(平成23年法律第108号)に基づいた固定価格買取制度(以下「FIT 制度」という)が創設されて以降,太陽光発電施設の設置を目的として,森林の開発を行う件数が増加してきている.この中で,周辺住民等が太陽光発電施設の建設に反対する運動や大規模な森林の改変を伴う事業等が確認されるようになった.こうした動きに対して,全国知事会,全国市長会及び全国町村会等から,太陽光発電施設と地域との共生のための規制整備等の要望がなされるようになっている.このような状況を踏まえ,林野庁においては,太陽光発電に係る林地開発許可制度(「2.林地開発許可制度とは」参照)の一層の適切な運用を図るため,令和元年6月から9月にかけて,森林水文学,森林の崩壊防止機能,地すべり対策,景観,行政法等に知見を有する有識者による「太陽光発電に係る林地開発許可基準の在り方に関する検討会」を開催し,太陽光発電に係る林地開発許可基準の在り方について検討を行った.本稿では,同検討会の検討結果1)を紹介するとともに,検討結果を踏まえて令和元年12月末に林地開発許可基準等の整備を行ったため,その概要について紹介する.
キーワード:林地開発許可,太陽光発電,流出係数,残置森林
特集タイトル メガソーラーの山林・山間への設置と自然保護
特集のねらい