「環境技術」2020年3号 記事情報

掲載年 2020
巻(Vol.) 49
号(No.) 3
160 - 163
記事種類 海外情報
記事タイトル インドでの技術移転―水質分析と維持管理―   
著 者 黄 俊卿、今荘博史、川嵜悦子
第1著者ヨミ KOH
第1著者所属 鞄吉
要 旨 1.はじめに
 株式会社日吉(以下日吉)は1955年に創業し,今年で65周年を迎える.本社は滋賀県近江八幡市に所在しており,京阪神約1,450万人の貴重な飲料水源である琵琶湖を臨む場所にある.創業当初は,ごみ,し尿等の一般廃棄物収集運搬業および浄化槽維持管理業からスタートし,時代の変化とニーズに対応する中で,水質,大気,土壌などの各種環境分析や環境インフラの維持管理,工業薬品販売,道路維持管理など,環境に関する様々な業務を展開している.
 その中で,創業当時から行っている浄化槽維持管理事業は現在,近江八幡市を中心に様々なメーカーの処理方式や型式の浄化槽に対応した維持管理,清掃,水質分析を実施するとともに,浄化槽設置工事及び改修工事なども行っている.また,琵琶湖に浮かぶ最大の島であり,淡水湖ではわが国で唯一の人の住む島である沖島において,1984年,「沖島特定環境保全公共下水道(沖島浄化センター)」の維持管理を全面委託された.
 沖島浄化センターは,1980年に施行された「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」により,日本で初めて設定された窒素,リン規制に対応するべく設計された施設で,当時の最新技術を結集した脱窒処理に優れた回分式オキシデーションディッチ方式である.しかし湖上の島に設置された施設であるため,アクセスが不便であり,施設を訪れての頻度の高い管理や監視作業が困難であった.そこで,未だインターネットが普及される前の1986年,全国に先駆けて,自社オリジナルの電話回線による遠隔監視システムを導入した.…
キーワード:インド、排水分析、生活排水処理施設、維持管理
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