「環境技術」2021年2号 記事情報

掲載年 2021
巻(Vol.) 50
号(No.) 2
99 - 104
記事種類 事例報告
記事タイトル 立命館大学からインド工科大学ハイデラバード校への短期派遣PBLプログラム
著 者 惣田 訓、Suriya PRAKASH 、Prasad RAO 、林龍徳、小谷優介、谷口勝一、田中優子、大橋奈美
第1著者ヨミ SODA
第1著者所属 立命館大学
要 旨 1.はじめに
 国際的に活躍できる技術者人材の育成の必要性が環境教育の分野でも高まっている1).特にアジアの国々の問題に対処するリーダーの育成が10年以上前から重要視されており,「環境技術」でも2009年に特集号が組まれている2).文化や習慣が異なる人々とコミュニケーションし,協働する能力を磨くには,日本とインドは互恵的な組み合わせの一つである.
 インドの人口は,今後10年以内に世界1位になることが予想されており,経済格差が大きく,都市部に高層マンションが建設されている一方,すぐ横にスラム街があり,社会インフラの整備は十分ではない.慢性的に電力が不足し,道路の大渋滞や交通事故が多発し,水や廃棄物に関する問題も深刻である.デカン高原にあるインドの人口第6位の都市ハイデラバードも,その典型例である.
 日本は,インド工科大学ハイデラバード校( Indian Institute of Technology Hyderabad,IITH)の設立に協力することに合意し,約2.の敷地に約3万人を収容する新キャンパスがODA(政府開発援助)によって建設され,2015年から旧キャンパスからの移転が始まった3).ODAを含む様々な協力を目的に外務省や総務省,文部科学省,JICA((独)国際協力機構),国際交流基金,民間企業,大学がIITH 支援コンソーシアムを組織している.
 立命館大学もその協力校の一つであり,両校の学生混成チームは,夏と冬に10日間ほど相互訪問し,国際的な技術者人材の育成を目的として,都市環境に関する問題解決型学習(Problem/Project-Based Learning, PBL)プログラムを2014年から実施している4).ここでは,2019年度における立命館大学からIITH への派遣プログラムの概要と受講者の成長の評価について報告する.
キーワード:問題解決型学習,環境教育,社会インフラ,グループワーク
特集タイトル
特集のねらい